他の子と馴染めず一人で遊んでる!一緒に遊ぶのは楽しくないの?疑問にお答えします。

お子さんが1歳を過ぎると、そろそろお友達を作ってあげたいと思いますよね。 そう思って、子育てサークルに勇気を出して参加!

それなのに、うちの子はお友達と一緒に遊ぶどころか一人で勝手に遊んでる。 他の子は、楽しそうに音楽に合わせて踊ってるのにどうして……?

こう思ったことはありませんか? お気持ち、すごくわかります。 だって、私の次男がまさしくそうでしたから。

でも、この場合は心配にしなくて大丈夫。

お子さんは、「まだ、みんなと遊ぶのは早すぎる」可能性があります。

なぜ、そんなことが言えるのか。

それは、私が軽度の自閉スペクトラム症と診断された次男を育ててきたからです。
子どもにお友達を作ってあげたくて、私も子育てサークルに入りましたが、次男は全く馴染めませんでした。

そんな私の経験から、今回のことについてお話ししたいと思います。

※発達グレーは、発達障害とはっきり診断されていないけれど、その傾向があること」を指します。

※「自閉スペクトラム症」は、対人関係を築くことが苦手、強いこだわりがあるなどの特徴がある発達障害の1つの症状です

子どもにはそれぞれの成長がある

一人で遊ぶ子どもの画像

同じくらいの年代の子がお友達と遊んでいるのに、お子さんが一人で遊んでいると焦りますよね。 けれど、そこは長い目で見てあげてください。

お子さんは、自分の世界がすごく楽しいんです!

だから、一人で遊ぶことですごく満足しているんです!

他に楽しそうなことがあっても、お子さんにとっては、今目の前に広がっている世界がとてもキラキラしているんです!

あなたは焦ってしまうかもしれませんが、
他に全く興味を持たずに遊びだしたお子さんの顔を、
ぜひ、見てあげてください。

きっと、キラキラと目を輝かせて、
とても楽しそうに遊んでいるのではないでしょうか

他の子と遊ぶのがストレスになるときも

一人で遊ぶのが好きなお子さんにとって、他の子が近くにいるのがストレスになるときがあります。

焦ってお友達を作ってあげようとすると、それが原因でケンカになってしまうかもしれません。

お気持ちは、すごくわかります。 だって、たくさんの子と仲良くなって欲しいし、ママだってママ友が欲しい!

それって当然のことです。

けれど。 そこは焦らずに、お子さんの気持ちを優先してあげてくださいね。

楽しく遊べる子もいれば、輪の中に入るのが苦手な子もいます。 それなのに、無理に他の子と遊ばせようとしたら、ストレスで大泣きしてしまいます。

それに、もう少し大きくなれば。 お友達と遊びたい!という気持ちも芽生えてきますよ。

焦らず。

ゆっくり。

成長を見守ってあげるのが一番です。

心が成長すると自然と遊べるようになる

次男も一人で遊ぶのが好きな子ですが、それでも、公園で他のお友達と遊べたときがありました。

初めてお友達と遊べるようになったのは4歳の時。
すごく遅いですよね。

他の子と楽しく遊んで欲しい!
その方が絶対に楽しいのに!!

私もそうでした。
けれど、それは私の気持ちの押しつけでした。

まだ、一人で楽しく遊んでいたいのに、先を急いだ私は、次男にかなり大変な思いをさせてしまったのです。

身体の成長が人それぞれのように。
心の成長も人それぞれ。

次男は、心の成長がゆっくりだったんです。
だから、私は次男の成長に合わせてあげないといけなかった。

急かしてしまったことは、今でも反省しています。


24時間年中無休でお子さんとつき合うのは、とても大変だと思います。
それでも、もう少しだけ。
お子さんにつき合ってあげてください。

お子さんの世界は、毎日少しずつ広がっています。
「一人の世界」の冒険が終わったら、きっと「お友達との世界」の冒険が始まるはず!

その時は、ちょっとだけ寂しくなるかもしれませんよ?

今はすごく大変な子育ても、いつか笑って話せるように。
無理をしない子育てができるように、のんびり行きましょう!

私の経験が、少しでも役に立ちますように。