同じ失敗を繰り返す子どもにイラッとして怒ってしまう。解決法は?発達グレー次男の経験から答えます。
子どもに失敗はつきもの。
それはわかっていても、何度も同じ失敗を繰り返すとイライラしてしまう。
つい怒鳴ってしまい子どもは大泣き、猛反省の日々。
……わかります。
私も次男が小さい頃は、毎日のように怒鳴っていました。
頭ではわかっていても、怒りの感情が抑えきれずにぶつけてしまうんですよね。
けれど、繰り返し怒られると、子どもは「怒られた」という記憶だけ残って、お母さんの前でもビクビクして過ごすようになってしまいます。
それは、避けたいですよね。
今回は、子どもの失敗にイライラしてしまうあなたに、発達グレー、軽度の自閉スペクトラム症と診断された次男を育てた私の経験から、対処法を紹介します。
難しいことではありません。
とても簡単に取り入れられますので、ぜひ試してみてくださいね。
※発達グレーは、「発達障害とはっきり診断されていないけれど、その傾向があること」を指します。
※「自閉スペクトラム症」は、対人関係を築くことが苦手、強いこだわりがあるなどの特徴がある、発達障害の症状です。
イライラしてしまうときはあえて子どもから離れる
イライラして怒鳴ってしまいそうなときは、あえて子どもから離れてください。
もちろん、危険なものがないか、思わぬ事故に繋がるようなものはないか、安全を確かめてからです。
なぜかというと。
イライラしているときは、親だって正確な判断ができません。
苛立ちや怒りの感情は、ますます子どもの心を傷つける言葉を吐き出してしまいます。
そんなときに、どんな対処法を試してみようと思っても、うまくいくはずがありません。
お互いに距離を置いて、まずはクールダウンしましょう。
「子どもの声が近所迷惑になったらどうしよう」
「虐待していると思われたら?」
その可能性はもちろんあります。
その場合は、近所の方に子どもの泣き声について事前に伝えておくといいかもしれません。
次男も、なかなか気持ちの切り替えができずに、一度私が怒ってしまうと手がつけられくなり、1時間以上大泣きする子でした。
しかも、住んでいたのは集合住宅。
そのため、お隣はもちろん、ゴミ捨てなどで出会う方みんなに状況を説明して、納得してもらいました。
よほど神経質な人でない限り、一言あれば受け入れてもらえます。
なぜ失敗したのかわからず怒られ苦しんでいる
小さい子は、「何を」失敗したのかわかっても、「なぜ」失敗したのかまだ理解できません。
それなのに何度も怒られて、本人も苦しんでいます。
保育園や幼稚園に入り、コミュニケーションが取れるようになれば、なぜ失敗したのか少しずつ理解できるようになりますが、その前はわかる方が無理な話。
何度も怒ってしまうと「パパ・ママは怖い人」という記憶だけが残り、ビクビクと、顔色をうかがいながら生活する子になってしまいますよ。
私も、以前次男に「お母さんはすぐ怒るから怖い。嫌い」と言われたことがあります。
お子さんに嫌われてしまうのはイヤですよね。
だからこそ、怒りたい気持ちをグッと堪えて、「そんなものだ」という気持ちで子どもに接するようにしましょう。
成長するに従って失敗は少なくなる
何度も失敗していたことも、成長するとともにできるようになってきます。
今は、成長を見守ることを意識しましょう。
もちろん、怒らなければいけないときはあります。
その時は、注意してください。
状況によっては叱らなければいけないときもあるでしょう。
けれども、決して怒鳴らないでください。
怒鳴ってしまった時点で、子どもは注意されたことを受け入れようとしなくなります。
少しずつ、理解できるまで。
子どもの成長を受け入れてあげてくださいね。
これからも、私の経験談を話していきます。
私の子育てが、少しでも役に立ちますように。