子どもの偏食がすごくて栄養バランスが心配!こんな時の対処法を私の経験からお答えします。

子どもの偏食は、あるあると言っていいくらいによく聞く話ですよね。
こだわりの強い子は、その傾向も強く出ます。

どんなに工夫しても白いごはんしか食べてくれない、
少しでも白いごはんに何かがつくと、全く食べてくれなくて大泣き!

こんな時、つい怒ってしまいませんか?
けれど、怒るのは逆効果。
お子さんはますますヒートアップして手がつけられないほどに大泣きしてしまいます。

発達グレー、軽度の自閉スペクトラム症と診断されている次男もこうでした。
そんな私がどうしていたか。
経験から、対応法を紹介します。

※発達グレーは、発達障害とはっきり診断されていないけれど、その傾向があること」を指します。
※「自閉スペクトラム症」は、対人関係を築くことが苦手、強いこだわりがあるなどの特徴がある、発達障害の1つの症状です。

小さいうちの偏食は自然に治る

小さいうちの偏食は、そこまで気にしなくても大丈夫。
成長するに従って、自然
食べられるようになります。

「うちの子、白いごはんしか食べない!」
「どんなに細かくしても、野菜が入っていると食べてくれない!」
「このままだと、栄養バランスが悪すぎて成長に影響が出るんじゃ……」

こちらについては、基本的に大丈夫。
あなたも、子どものときは今よりも嫌いなものが多かったのではないでしょうか。

ただ、こだわりの強い子は大きくなっても偏食が強い傾向があります。
この理由は、次男の例を参考に次項で説明しますね。

「先入観」と「苦い記憶のすり込み」

こだわりの強い子がいつまでも特定のものが食べられない理由は、「先入観」と「苦い記憶のすり込み」。

たとえば、次男はキノコ類が一切食べられません。
どんなに細かくしても、すべて避けるか噛まずに飲み込みます。

これは、「食感がイヤ」という苦い記憶がすり込まれたから。

そして、つい最近までお刺身が食べられませんでした。
この理由は「食感がイヤそう」という先入観。

こちらに関しては、お友達が美味しそうにお刺身を食べているのを見て、

「そんなにおいしいの?」
と思ったようで、試しに食べてみたら美味しかった。

それがきっかけで食べられるようになりました。

ここから、偏食を改善できるかもしれない対処法が見えてきます。

1.親がおいしそうにごはんを食べる

子どもの偏食を治したいのなら、まずは親から。
お父さん、お母さんも頑張って苦手な食べ物をなくしていきましょう。

小さい子は、親の影響を強く受けて育ちます。
お父さん、お母さんが食べ物を見てイヤそうにしていたら、

「あ、それはイヤな食べ物なんだ」

と思ってしまいます。

2.苦い記憶がすり込まれたものは無理に食べさせない

なんでも食べて欲しい気持ちはすごくわかります。
けれど、無理に食べさせ続けるとトラウマになり、食事そのものを拒否するかもしれません。

たとえば、次男が一切食べられないキノコ類。
私は、キノコが持つ栄養素を調べて、代替になる食材を探して料理しています。

そもそも食に興味がないのかも

子どもの偏食が過ぎる理由は、そもそも食に興味がないのかもしれません。
それよりも遊びたい気持ちの方が強いのかも。

次男もそうでした。

「ごはんだよー」

と呼んでも、すぐに食べに来てくれたことは数えるくらい。
大抵は、呼ばれても気にせず遊んでいるんです。

親は、すぐに食べて欲しくて何度も呼ぶ。
それでも遊んでいるので、

「早くごはんを食べなさい!」

命令口調になる。
これは、悪循環です。

この場合は、子どもの様子を見ながら、遊びをやめられそうなタイミングで

「温かいごはんの方がおいしいから食べよー」

など話しかけてみましょう。
気持ちの切り替えがうまく行けば、きっと、笑顔でごはんを食べてくれます。

よほどの偏食でなければ気にしすぎなくて大丈夫

子どもの偏食はすごく気になりますよね。
けれど、小さいうちの偏食は「口に入れるのが怖い」という先入観が働いていることがかなりあるので、そこまで気にしなくて大丈夫。

自然に治ることがほとんどです。

それでも気になる場合は、栄養士さんなど専門の方に相談してみてくださいね。
1人で悩みを抱えてしまうと、あなたが先に潰れてしまいます!

これからも、私の子育て経験を少しずつ話していきます。
少しでも役に立てることを願って。