発達グレーの子は支援級に入れるの?先生の加配は?子どもを支援級に入れた経験を話します。

保育園では先生を加配してもらって楽しく過ごせている子ども。
小学校でも先生を加配してもらいたいけれど、テレビを見て先生が不足しているのはわかっている。

それならせめて、支援級に配属できたら……。

発達グレーの子は、通常級だとついていくのが大変な場合がありますよね。
それでも、学力的には問題ないので通常級に配属されることも多いようです。

けれど、発達グレーの子は「普通」に生活するのにも相当なストレスがかかります。
学校に通うことが苦痛になり、お子さんが学校を嫌いになってしまうのは、親としては絶対に避けたいことですよね。

そのためにはどうすれば?

次男の時も、小学校に入学する際はすごく迷いました。
教育委員会の方からは「この子は通常級で大丈夫なのでは」と言われたくらいです。

それでも。
パニックを起こすと泣き叫ぶ次男が通常級で学んでいくのは厳しいと思い、私たちは希望を出し、次男は支援級に配属されました。

今回は、加配と支援級について、私の経験を話します。
お子さんの支援級への配属を考えていたら、ぜひご覧くださいね。

※発達グレーは、発達障害とはっきり診断されていないけれど、その傾向があること」を指します。
※「自閉スペクトラム症」は、対人関係を築くことが苦手、強いこだわりがあるなどの特徴がある、発達障害の症状です。

支援級を検討するのなら親が自ら動く

小学校でお子さんを支援級に入れたいと検討しているのなら、年長さんになったらすぐに行動しましょう!

まず、保育園や幼稚園に相談です。
なぜかというと、小学校の支援級への配属は、保育園や幼稚園の生活を見て、教育委員会の方で判断するから。

そこでは、現在お子さんを担当している先生達からのヒアリングや、専門の方達の相談も行われることでしょう。

その時に、親から支援級への相談があったと園の方で伝えてくれれば、話が伝わりやすくなっていると思います。
おそらく、教育委員会の方からも話を聞きたいと言われると思うので、直接の相談はその時に。

もし、その時に教育委員会の方から話がなかったら、自ら教育委員会を訪ねてみるのもいいかもしれません。

とにかく、親の希望などが伝わらないと通常級に配属されることが多いので、少しでも検討している場合は相談という形だけでもしてみてください。

相談して考えた結果、通常級を希望してももちろん構いません

常に支援級にいるわけではない

次男の場合は、支援級に配属されてもほとんど通常級にいました。
これも私たちの希望で、基本的な授業は通常級、自立や道徳に関することは支援級で学ぶスタイルを取っていたんです。

けれど、そうしているとやはり心が追いつかず、パニックを起こします。

そんな時に「避難先」になってくれたのが支援級。

次男の場合は、気持ちが追いつかなくて泣き出したときなどに支援級に行き、一人に慣れる場所を作ってもらい落ち着いたら、また通常級に戻る形を取りました。

このあたりは、相談すればフレキシブルに対応してくれると思います。

小学校では発達グレーの子に加配は難しい

小学校では、発達グレーの子に先生を加配してもらうことは難しいと思います。
なぜなら、学校は教育の場。
保育園や幼稚園のように、生活習慣を身につける場から状況が変わってきます。

そして、万年的な先生不足もあり、とてもそこまで手が回らないのが現状です。

手厚く見てもらいたい親心はよくわかりますが、お子さんの自立を促す意味でも、思いきってお任せしてみてはいかがでしょうか?

支援級が合わない子もいる

発達グレーの場合、支援級の方が合わないことがあります。
特に、音に敏感な子に多いようです。

支援クラスの場合は、本当にさまざまな症状を持った子が集まります。
次男は平気でしたが、多動や奇声を発する回数が多い子にストレスが溜まってしまい、支援級にいる方が苦痛になる場合もあるんです。

そのため、本当にお子さんに支援級が必要なのか、よく検討してから希望しましょう。

通常級⇔支援級への配属異動は、その年度内は厳しいですが、年度が替わるタイミングで異動できる可能性があります。

お子さんの様子を見て、もし今のクラスが厳しそうだったら、早めに教育委員会などに相談してみてくださいね。

これからも、私の経験を話していきます。
私の子育てが、少しでもお役に立てますように。